現在、携帯電話メーカー各社は積層型センサーを搭載した携帯電話用カメラを続々と発売しており、その性能の高さから、今後の携帯電話用カメラの主流となることが予想されます。では、裏面照射型カメラと積層型カメラの違いは何でしょうか？調べてみよう。

積層型カメラとは

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裏面照射型センサーの感光層内のフォトダイオードの位置を入れ替えたものに対し、積層型センサーは信号ループの位置を入れ替えたもので、裏面照射型センサーを発展させたものである。積層型センサーは裏面照射型センサーよりも小型化され、画質も最適化されています。
また、積層型センサーは、裏面照射型センサーと比較して画質を向上させるための2つの技術を搭載しています。1つは、本来のR（赤）、G（緑）、B（青）の画素にW（白）の画素を加えたRGBWコーディング技術の追加で、画質の向上とセンサーの光感度を高め、暗い場所でもより高画質に撮影できるようになったことです。近い将来、デジタルの発達に伴い、多くのスマートフォンで積層型カメラが主流になると考えられています。

裏面照射型カメラとは

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積層型センサーは、ソニーが新たに発売した携帯電話用カメラセンサーで、英語ではStackedCMOSと呼ばれ、積層型構造を採用しています。裏面照射型も積層型も、実はソニーが導入したセンサーで、前者はExmorR、後者はExmorRSというブランド名なので、積層型は裏面照射型の新しいバージョンアップ版と見ることができます。
今回バージョンアップした積層型センサーは、オリジナルセンサーの信号処理回路をオリジナル基板に載せ、センサーチップを重ね合わせて裏面照射型センサーの画素部を形成するため、より小さなセンサーチップサイズに多くの画素ドットを形成でき、空いたスペースに多くの画素を配置できるようになりました。また、センサー内の画素ドットと回路が分離しているため、画素部は高画質に、回路は高性能に最適化することが可能です。現在、国内外のほとんどの携帯電話メーカーが、スマートフォンのフラッグシップカメラに積層型センサーを採用しています。